ヤフーニュースにてダイオウグソクムシの「二年振りの排便」が話題になっています。
排便(うんち)だけで話題になるなんて、なかなかないですよね(笑)
食べることも可能なダイオウグソクムシですが、実際にどんな生き物なのかが気になり、色々と調査してみました。
調べれば調べるほど非常に興味深い生き物だということが分かりましたので、知識として共有できればと思います。
ダイオウグソクムシについて興味があればぜひご覧ください。
ダイオウグソクムシの排便が話題
最近の日本は、暗いニュースばかりが目立っています。
そんな中、排便が話題になるなんて…個人的にほっこりするニュースでした(笑)
鳥羽水族館(三重県鳥羽市)が飼育するダイオウグソクムシの排便が、2年ぶりに確認された。同館は、食性など未知の部分が多い生態解明の手がかりとして役立てたい考えだ。
でも「うんちでなんでそんなに話題になるの?(笑)」と気になりませんか?
うんこするだけでニュースとトレンド入りになるダイオウグソクムシ
愛されてる— ドロール (@dolooru2) May 25, 2020
うんこしてチヤホヤされるダイオウグソクムシいいよな
私なんてうんこしたことLINEのグループに貼ったら退会させられたぞ https://t.co/3NYGFuc4jr— 海王星天皇 (@chinchinsky_) May 25, 2020
「排便」ってどうしても汚らわしいイメージがありますからね(笑)
上記のダイオウグソクムシの排便が話題になった理由は、ダイオウグソクムシの謎多き生態性にありました。
ダイオウグソクムシの生態
ダイオウグソクムシとはどのような生き物なのか考察します。
メキシコ湾や西太平洋周辺の深海200~1000mの深さの海底砂泥地
【特徴】
◆等脚類(ダンゴムシなど)の中で世界最大
◆極めて少食で飢餓に強い
深海に生息する世界最大のダンゴムシ系統の生物です。
他の等脚類生物と同様に共食いをしている可能性もあるようですが、詳細は不明です。
日本の鳥羽水族館(三重県鳥羽市)で現在も生態系の調査を含めて、ダイオウグソクムシの飼育が続けられていますが、未だ謎の多い生物とされています。
ダイオウグソクムシの臭い
ダイオウグソクムシの臭いは強烈な臭さを誇るようです。
深海生物に多いのですが、生臭い腐ったような悪臭を放ち、口からも悪臭を放つ液を飛ばして敵を追い払う習性があります。
液を飛ばす習性は、仲間であるオオグソクムシも同様のようですね。
ダイオウグソクムシの脱皮
ダイオウグソクムシは脱皮をします。
しかし、なぜ脱皮をするのかは謎のようです。
鳥羽水族館では2016年2月12日に恐らく世界初と思われるダイオウグソクムシの脱皮模様の撮影に成功しました。
そして、不思議なことに同年4月1日にこのダイオウグソクムシは死亡してしまったのです…。
ダイオウグソクムシの食事
ダイオウグソクムシは別名で「深海の掃除屋」と呼ばれています。
理由として、深海底に沈んだ大型魚類やクジラなどの死骸などを食べるからです。
他の等脚類のように弱った仲間や死体を食べる共食いを行っている可能性もありますが、詳細は不明のようですね。
5年間の絶食も可能な超少食生物
ダイオウグソクムシを飼育している鳥羽水族館では、5年間もの長期間を絶食していた末に死亡したダイオウグソクムシが過去にいたようです。
「これほどの少食で、なぜ身体が巨大化できるのか?」
この巨大化のメカニズムはダイオウイカと並んで、未だ謎に包まれたままのようです。
深海には未だ発見されていない生物が存在するのではないかと言われていますので、個人的にとても興味深い内容でした。
ちなみに、人間の食用としては臭いが強すぎて適さないようです(笑)
「素揚げでおいしい」とも言われていますが、人それぞれではないかと思います。
まとめ
今回はダイオウグソクムシについてご紹介しました。
僕がダイオウグソクムシについて一番興味深いと感じたポイントは「謎の多い生態系」です。
人ってミステリアスなところに惹かれやすい傾向がありますが、僕もそのタイプです(笑)
暗いニュースばかりの一筋のほっこりニュースでしたが、排便をしたことで死んでほしくないです。
ダイオウグソクムシの寿命は「約50年」だそうなので、このまま長生きしてほしいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。