話題沸騰中のラップグループであるGREEN KIDSについてご紹介します。
GREEN KIDSとは日経ブラジル人4名・日系ペルー人1名・日本人1名の計6名で構成されている多国籍ラッパーグループです。
幼い頃に「外国人だから」と心ない理由から差別を受けてしまった悲しい過去を持ち、悔しい想いから繰り出す魂のこもったリリックが話題となっています。
本記事では以下の疑問をお持ちの方に最適な記事となっています。
・GREEN KIDSのラップについて知りたい!
GREEN KIDSについて興味があれば、記事をぜひ読んでみてください。
GREEN KIDSとは?
まず、GREEN KIDSメンバーについて解説します。
ACHA(リーダー)
DJ PIG
Flight-A
Swag-A
BARCO
Crazy-K
【出身地】
静岡県磐田市(全員)
次に、メンバーについて個別に解説します。
ACHAさんとは?
ACHAさんは、GREEN KIDSのリーダーで日系ペルー人の25歳です。
幼い頃に「リーマンショック」により、ACHAさんのお母様は当時ペルー料理のお店を開いていたものの、経営難により大変な状況を経験したようです。
また、ACHAさんは配送業の仕事をしているようで、仕事の合間にメンバーと曲作りをしてフェイスブックに動画をアップしていたみたいですね。
「街を出ていきたいとは思わない」と語られており、数々の悔しい想いをした地元に対しての愛を感じるコメントをされています。
Crazy-Kを除く磐田市郊外にある東新町団地がメンバーの地元であり、メンバーが集まっていた団地の集会所でラップの練習をしていたそうです。
GREEN KIDSの心に響くラップは、毛嫌いしていた地元の経験より届けられています。
メンバーの原点とも言える、ACHAさんの魅力が詰まった曲の私のおすすめは「E.N.T」です。
DJ PIGさんとは?
DJ PIGさんは、日系ブラジル人の27歳です。メンバーで最年長ですね。
がっちりのたくましい体格から繰り出すターンテーブル上での指の動きにギャップがあり、個人的にかっこいいな、と感じています。
「メンバーのお兄さん的存在なのかな?」と想像していますが、実際のところ真偽は分かりませんでした。
Flight-Aさんとは?
Flight-Aさんは、日系ブラジル人の23歳でSwag-Aさんとは双子の兄弟です。
普段は、工場のライン作業で働いているそうです。
名前の由来は、Flight-Aさんがやんちゃなことばかりしていた頃に「トビすぎだよ」と言われて、だったら『Flight』と名乗ってやろう、と決意しています。
身体には鳥の羽をイメージしたタトゥーがあり、その「Flight」に本名のアランの頭文字を付けて「Flight-A」にされたそうですね。
ご兄弟共にですが、魂のこもったリリック(歌詞)から繰り出すラップは本当にかっこいいです。
Swag-Aさんとは?
Swag-Aさんは、Flight-Aさんと同じく双子の兄弟です。
Flight-Aさんとともに、早朝から夕方まで工場で働いているそうです。
Swag-AさんもFlight-Aさんと同じくタトゥーがあり、右腕に磐田市外局番である0538を彫っています。
タトゥーで市外局番を彫る方ってなかなかいないですよね。Swag-Aさんが地元をどれほど愛しているのかが伺えます。
ラップに自身の経験のみをのせて歌っている姿が印象的で、メッセージ性の強いリリックがとてもかっこいいです。
BARCOさんとは?
BARCOさんは、日系ブラジル人の23歳です。
音楽活動以外ではBARで働いており、メンバーと曲作りに励んているみたいですね。
彼らの曲である「Worry」のミュージックビデオに映るBARCOさんの歌声が私的にはかっこいいな、と感じました。
Crazy-Kさんとは?
Crazy-Kさんは、GREEN KIDSメンバーで唯一の日本人の23歳です。
他の5名が住んでいる東新町の隣町に住んでいたそうですね。幼い頃から一緒に行動してきたそうなので、よほどの絆を感じます。
彼もまたメッセージ性の強いリリックが印象強く、聴いていると魂が震えるような感覚があります。
私のおすすめは「No Pain No Gain」のCrazy-Kさんです。
GREEN KIDSのラップがかっこいい!
GREEN KIDSのラップの大きな特徴として、自身の経験をリリック(歌詞)にこめるという点です。
これはメンバー全員が意識していることだそうで「ラップが上手いだけで何も残らないラッパーにはなりたくない」という強い意識の表れです。
これらの言葉は「人間としてかっこいい」と私は感じますし、なかなか言えることではありません。
幼い頃に様々な不遇を経験し、育ってきた環境を憎悪していたというメンバーたち。
そんな疎外感を抱えた子供たちが集まり、GREEN KIDSは結成されました。
ラップに出会ったキッカケは「ラップ選手権」だったそうで「俺らでもできるんじゃね?」という想いから始めたそうですね。
認知度がまだ低いGREEN KIDSですが、本記事を通してGREEN KIDSの魅力に気付くキッカケになれば、私も嬉しいです。
まとめ
今回は、GREEN KIDSについてご紹介しました。
静岡県は磐田市から台風のように人気が急上昇中の6人組グループの彼らですが、今後もますますの活躍が期待されます。
ただ、2020年4月現在は不運なことに世界情勢が混沌的状況で、彼らの音楽活動にも多大な不遇が強いられているかと想像できます。
いつか情勢が落ち着いた頃、全世界へ熱いメッセージを伴った素晴らしい曲の数々を届けてほしいです。
私はいつまでも応援しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ぜひ他の記事もご覧ください。