長期的な外出自粛ムードの中、現在も新型コロナウイルスの猛威に怯えながら生活している状況下です。
日々のメディア報道にて新規感染者数が減少傾向にあることを大々的に報道し、事態は終息へ少しずつ向かっているように感じられます。
特別警戒都道府県の指定から外れた県については、本日5月7日より通常営業を再開している事業が多く、若干ではありますが人通りが多くなったようにも見受けられます。
テレワーク、オンライン飲み会など数ヶ月前では考えられなかったことが主流となり、今までの常識を覆すような風習が出来上がりつつありますね。
ですが、新型コロナウイルスへの脅威と警戒は引き続き緩めてはいけません。
新型コロナウイルスは「空気感染しない」ことがほぼ判明しているので、大事なことは「感染者との接触を避ける」に尽きます。
このような情勢下、仕事帰りの途中で僕はふと疑問に浮かんだことがありました。
それは「マスクって新型コロナウイルスに本当に効果があるのか?」ということ。
前置きが長くなりましたが、今回は新型コロナウイルスへの予防策として、もはや当たり前となったマスクの本来の有効性について解説していきます。
新型コロナウイルスへのマスクの効果は?
この表題のテーマ、本当に気になりませんか?
日本では、疫病の予防策として「マスク着用」が一般常識となりえている風潮があり、昔欧米人の友人に冬のマスク予防の僕の姿を見て驚かれたことがあります(笑)
初めに申し上げておくと「マスクに全く効果はない」とは言い切りません。
その上で、結論からお話させてください。
結論だけ書きますと、所謂マスク(サージカルマスク)に感染予防効果はありませんでした。
なんと、感染者自身がマスクしても同居の家族の感染率は変わらないという研究も出ています。
引用:マスクの予防効果について
マスクとは「感染者がウイルスや菌を咳・くしゃみで飛沫させないことが目的」で作られており、感染者の近くで咳やくしゃみを浴びる可能性がある場合のみ有効性を発揮します。
そして、新型コロナウイルスの最も恐ろしいのが「無症状の患者がいる」ということが挙げられます。
つまり、無症状の新型コロナウイルス患者と接触している機会があるかもしれないですよね。
ゆえに「感染者が誰かわからないのでマスクを着用した方がよい」という専門家の意見が挙がっているのです。
マスクに全く効果がない訳ではない
ややこしいのですが、話をまとめると「感染予防策としてマスクに意味はない可能性が高いですが、正しい使用で予防となりえる」ということです。
我々一般人がマスクを使用する上で大事なポイントを以下にまとめます。
■正しい手順でマスクを着用する
■マスクや周囲を触らない
■マスクをずらさない
大切なことはマスクに付着した可能性のあるウイルスを手で触らないことです。
感染対策に一番大事なことは「手洗い」
新型コロナウイルスの予防策として専門家の間で意見が一致しているのが「手洗い」です。
例え、どんなウイルスが手や衣服に付着しようとも手洗いにて感染予防につながるのを期待できることが判明しています。
子供の頃から言われている「うがい・手洗い」とは正しい風習の一環なんですね。
僕も今までは手洗いについて正直軽視してきたところがありましたので、今回の騒動で手洗いについて大きく意識を変えることができました。
インフルエンザ対策と同様に考えれば怖くない
ちなみに、2020年のインフルエンザ感染者数が例年と比べて激減していたことをご存知でしょうか?
インフルエンザ患者数が昨年と比べて、なんと450万人減だったそうです。
インフルエンザウイルスは、新型コロナウイルスと同様に飛沫感染です。
ちなみに、今季のインフルエンザ流行減の背景には、以下二つの要因が挙げられています。
①「多雨・暖冬」で絶対湿度が高く推移していた
(インフルエンザは絶対湿度の数値が低いと流行しやすい)
②感染対策として「手洗い等の予防対策徹底」が遵守されていた
ですが、インフルエンザと新型コロナウイルスの決定的な違いは「治療ワクチンが確立されていない」ことですよね…。
一刻も早い効果があるワクチンが出来上がるといいですね!
まとめ
それでは、最後に本記事についてまとめます。
■マスク自体にウイルス感染予防としての効果は期待できない
■感染者の疑いのある人との接触がある場合は予防として効果はあると考えられる
■新型コロナウイルスは「無症状患者」が存在するため、マスクで飛沫感染を防げる
■ウイルス感染予防策として最も効果が高いのが「手洗い」
■インフルエンザが抑えられたなら、コロナだって抑えられる!
外出自粛ムードが続く中、息苦しいシーンが多いですが、共に乗り越えていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。